シーク(パンパイプ)の自作 その1
2018-01-11


  *** 熊本・菊陽町からのSusurro(ささやき) ***


 1970年頃、小学校4〜5年生(45〜6年前)の時にTV-CMで流れた10数秒間のアンデス音楽に心を奪われたのがこの音楽と付き合うきっかけになった。

 アンデス楽器の中で、弦楽器の製作は特別な道具や製作技術が必要だが、管楽器類については構造がシンプルなので素人でも自作可能である。

 「ケーナ(縦笛)」は、日本でも入手できる「竹」を材料として製作可能なので挑戦する気持ちがあればだれでもできる。現在では、100円ショップで工具を調達できる。

 だが、「シーク(パンパイプ)」用に必要な材料は、節が長く肉厚の薄い管が必要なため日本の竹では基準を満たすことが難しい。しかたなく、南米から輸入した完成品を購入して使うことを余儀なくされていた。

 1980年当時、キングレコードからリリースされていた「民族音楽シリーズ」は、1枚 1,300円と他社のLP(2000〜2500円)より安価だったので、20歳になってなんとかLPレコードを買えるお金ができた身にはありがたかった。
 
 その中で、「ロス・チャコス」というフランス人グループによるLPのジャケットで、メンバーの一人が シーク(パンパイプ)を持っている姿があった。

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