*** 熊本・菊陽町からのSusurro(ささやき) ***
菊陽町の温泉施設のレストランを会場に毎月最終土曜日に開催されている演奏会なのだが、今回は、ルネッサンス・バロック音楽の 「グループ”葦”」が出演し日頃なじみのない音楽で一時を過ごすことができた。古楽器と唄のハーモニーの絶妙なバランスでの約1時間半のステージに久しぶりに感動した。
残念ながら、この会場での音の反響はあまり強くないので、石造りの教会のような響きは期待できなかったが、 演奏者との距離が2〜3メートル程しか離れていないので生の声や楽器の音が直接耳に入ってくる環境だった。
今回の演奏会に接して、長年頭の隅にあったメロディーのタイトルが判明した。
今から43年程前にたまたまラジカセでNHK−FMラジオを聴いていてリコーダーの曲だったのでカセットテープに録音したが、タイトルなどが判らないままメロディーだけは脳裏に焼き付いていた。そのメロディーがこの演奏会の11曲目に演奏された、プレトリウスの「ブーレ」だった。思いもよらぬ収穫。
次に、同「ブーレ」で演奏された、弦楽器の「ビウエラ」は、その後ギターへ発展するのだがあわせて大航海時代にアメリカ大陸へもたらされ、これをヒントに南米アンデス地方では「チャランゴ」という楽器が発明されていく。ご存知名曲「コンドルは飛んで行く」で演奏されるかき鳴らしの音が特徴。また、また、ハワイへ渡って「ウクレレ」となった。
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リコーダー等の管楽器パート
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チェンバロ、リュート、ビオラ・ダ・ガンバの弦楽器パート
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チャランゴやウクレレの祖先である 「ビウエラ・デ・マノ」
参考) 遥か南米大陸に渡った「ビウエラ」を基に生まれた「南米ウクレレこと "チャランゴ"」
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声楽パート(女声2 男声3)
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